2020年1月29日 16:00ふわふわシフォンはどう作る? 可愛くラッピングしてプレゼントに*
お店のようなふわふわシフォンを家でも作れたら嬉しくありませんか?
今回は失敗しないふわふわシフォンを作るためのコツと型選びについてご紹介します。
シフォンはボリューム感もあるのでプレゼントにもおすすめ!
プレゼントするときのおすすめラッピング法も合わせてご紹介します。
≪目次≫
- ふわふわシフォンを作るコツ
- シフォンケーキ型の選び方
- シフォンケーキのいろんな楽しみ方
- シフォンケーキのおすすめラッピング法
- まとめ
1.ふわふわシフォンを作るコツ
ふわふわシフォンを失敗したくない方に対策方法をお伝えします。
それぞれのポイントをおさえることで失敗しない基本のふわふわシフォンを焼き上げることができます。
◆下準備編
ふわふわシフォンを焼き上げるためには下準備が大切。
いくつかポイントがあるので「ちょっと見落としていた!」ということがあればぜひ参考に作ってみてください。
【卵白と卵黄はしっかりわける】
基本的にシフォンケーキは卵白生地と卵黄生地にわけて最後に混ぜ合わせます。
メレンゲ用の卵白に水分・油分や卵黄が混ざってしまうと泡立ちにくくなるため、しっかりとわけることが重要です。
【卵白を凍らせる】
卵白の周りがシャリっと鳴るくらいまで15分程凍らせます。
冷凍することで卵白の細胞膜が破壊され、泡立ちが良くなると言われています。
また、卵白は冷やすと泡立ちやすいという特性を持っているため、暑い季節にシフォンケーキを作る場合はボウルに氷をあてながら泡立てるのがポイント。
【型にはなにもつけない】
他のケーキと違い、シフォンの場合は型にバターをつけたり、敷き紙を敷いたりしないのがポイント。
シフォン型に生地を貼りつかせて焼き縮みを防止することで、ボリュームのあるふわふわシフォンになります。
◆卵黄生地編
続いて取り掛かるのは卵黄生地。ただ混ぜ合わせるだけでなく、ちょっとしたことを、気を付けるだけでふわふわシフォンに仕上がります。
【白っぽくなるまで混ぜる】
卵黄と砂糖を混ぜ合わせたら白っぽくなるまでしっかり混ぜること。
泡立てる必要はありませんが、砂糖を良く馴染ませましょう。
【サラダ油・水分は少し温めてから】
基本のシフォンケーキに必要な材料である油・水分は少し温めてからプラスすることで生地と馴染みやすくなると言われています。砂糖も溶けやすくなるのでぜひお試しください。
【油を足したらしっかり乳化させる】
卵黄生地はあとでメレンゲと混ぜ合わせます。
そのため、卵黄生地の時点で油をしっかりと乳化させておくのがふわふわシフォンにするためのポイント。
それは先ほどもお伝えしたとおり、卵白は水分・油分と混ざってしまうと泡立ちにくくなってしまったり、気泡が壊れてしまったりするおそれがあるからです。
◆メレンゲ編
メレンゲがふわふわに仕上がるかどうかの分かれ道。
とっても重要な工程なので失敗しがちな方は要チェック!
【キレイなボウルを用意】
水分・油分がついていると卵白が泡立ちにくくなってしまうので、キレイなボウルを用意しましょう。
【レモン汁・塩を加える】
卵白にレモン汁や塩を少しだけ加えることでメレンゲが安定すると言われています。
角が立って先が少し曲がるくらいのメレンゲに仕上げるのが成功のコツです。
◆卵黄生地+メレンゲ編
卵黄生地とメレンゲを混ぜ合わせるときは気泡が潰れないように気を付けながらきちんと混ぜ合わせるのがポイント。
卵黄生地とメレンゲがきちんと混ざり合っていないと穴や底上げの原因となってしまいます。
まずはメレンゲの約1/3を卵黄生地と混ぜ合わせ、その生地をメレンゲのボウルに戻します。
そうすることでメレンゲと馴染みやすく、きちんと混ざります。
そこからすくいあげるように混ぜて、気泡をつぶさないようにするのもふわふわシフォンに仕上げるためのコツ。
◆型への流し込み編
シフォン型は一般的なケーキ型よりも高さがあるのが特徴。
生地を型に流し込んだら、まずは型をゆすって平らにならします。
その後、お箸など棒状のものを1本差し込みグルグルと2・3回混ぜます。
こうすることで焼きあがったときの気泡や大穴を予防することができ、キレイなふわふわシフォンに仕上がります。
◆オーブン編
オーブンで最も重要なのは温度。家庭用のオーブンの場合、余熱完了直後は設定温度に達していない場合があります。
そのため、余熱完了してから5~10分待つと温度が安定するのでキレイな仕上りになります。
それでも不安な方はオーブンの温度が測定できる温度計で温度を確かめるのもオススメです。
◆焼き上がり編
シフォンは焼きすぎてしまうと乾燥してしまいふわふわにはなりません…。
乾燥を防ぐには粗熱が取れ、シフォンケーキが冷めた時点でポリ袋に入れたり、ラップに包んだりするのがおすすめです。
シフォンケーキの最適な焼き上がりのポイントは最もふくらんでから少し萎んだとき。
オーブンから出したら15~20㎝ほど持ち上げ、そのまま手を放して落とします。
これは一気に熱を逃がすため! 焼き縮みを防ぐポイントでもあります。
また、一般的なケーキと違うのは、シフォンの場合冷ますときに逆さに向けること。
ビンやコップなどを土台にして冷ましましょう。
ふわふわに焼きあがるほど、上向きのままにしておくと自重で縮んでしまいますので気を付けましょう。
◆型外し編
シフォンがまだ温かいうちに型から外してしまうと縮みやすくなってしまいます…。
そのため型から外すのは完全に冷めてから!
急ぎの場合は約4時間、急いでいない場合は一晩おいてもOKです◎
2.シフォンケーキ型の選び方
シフォンケーキを焼くための方は大きく分けてアルミ型と紙型があります。
それぞれのメリットとデメリットについてお伝えします。
◆アルミ型の特徴
よく見かけるアルミ型。一般的なケーキ型もアルミのものが多い身近な素材。
シフォンのアルミ型を使用した場合のメリットとデメリットとは?
【メリット】
◎熱伝導率が良い
◎繰り返し使うことができる
アルミは熱伝導率が良い素材と言われています。
生地に均一に熱を届けることができるため生焼けの心配が少ないでしょう。
また、一度型を購入したらずっと使えるのが良いところ。
洗う手間はありますが、シフォンケーキを良く焼く方はアルミ型がおすすめです。
【デメリット】
◎型の保存場所がかさむ
◎洗うのが手間
◎シフォンを型からはずすのが面倒
◎ラッピングが難しい
アルミ型は何度も使えるメリットはありますが、折りたたむことができないうえに一般的なケーキ型よりも高さがあるので保存場所に困るかもしれません。
また型に何もつけずに焼き上げるため、少し洗いものに手間がかかるおそれがあります。
型から外すのでラッピングが難しいのもデメリットと言えるでしょう。
◆紙型の特徴
次に紙製のシフォン型の特徴についてお伝えします。
【メリット】
◎プレゼントに最適
◎型外しが楽
◎後片付けが楽
◎保存場所がいらない
◎シフォン型がそのままパッケージになる
◎型から外さずそのままフタができる
紙製の型の場合、デザインが色々選べてプレゼントに最適!
ラッピングとしてそのまま使用できるのが良いところ。
紙型のデザインを選ぶのも楽しみの一つになります。
また、型を外すのも紙を破るだけなのでとっても簡単。
紙型の中にはミシン目がついているものもあり、ミシン目のあるものは破りやすく扱いやすいのが特徴です。
洗う必要がないので、楽しいお菓子作りの気分のままいられます。
【デメリット】
◎1回のみの使用
◎アルミ型と比較して熱伝導が悪い
紙型は一つの紙型に対し、一回しか使うことができないので、よくシフォンを焼く方は費用がかさむかもしれません。
また、アルミ型ほど熱が均一に届かないので、少し膨らみにくい場合があります。
3.シフォンケーキのいろんな楽しみ方
シンプルなシフォンも美味しいですが、シフォンはアレンジ次第でいろんな楽しみ方があります。
アレンジ方法をいくつかご紹介します。
【ブッシュ・ド・ノエル風シフォン】
クリスマスにピッタリのアレンジシフォン。
ミシン目が入っている紙型なら外すのも楽ちん!
すぐにデコレーションすることができます。
【ブルーベリーシフォン】
実はシフォンは冷凍しても美味しいことをご存知ですか?
空洞になっている部分に詰めたクリームがまるでアイスのようになるんです!
ブルーベリーの爽やかさと相まって暑い季節でも美味しくいただけます。
4.シフォンケーキのおすすめラッピング法
シフォンをプレゼントするときに悩むのがラッピングの仕方。
ホールで渡すときや小分けにして渡す場合など、シチュエーションによって異なるおすすめのラッピング法についてお伝えします。
【ホールのまま丸ごとラッピング】
紙型のデザインを活かし、ホールのまま透明の袋に入れてリボンで結ぶだけで立派なプレゼントに!
いろいろなデザインがあるので渡す相手に似合う紙型を選ぶのも良いでしょう。
【ミニサイズの紙型でちょっとしたプレゼントに】
シフォン型にもミニサイズがあるのをご存知でしょうか?
ミニサイズの紙型ならちょっとしたお礼や手土産にピッタリ!
あまり気負わず受け取っていただけるでしょう。
【小さく切り分けて配るように】
たくさんの人数にあげたいときは小さく切り分けてプレゼントするのがオススメ!
そんなときに活躍するのがかわいいラッピンググッズ。
キャラクターや季節の柄が描かれているものを使えば喜ばれるでしょう。
5.まとめ
ふわふわシフォンを自宅で楽しんだり、大切な人にプレゼントしたりしませんか?
ふわふわシフォンを作るためにはコツが必要です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
紙型を使えば簡単にプレゼントすることができますよ!
保存する場所にも困りませんのでぜひ一度お試しください。