2020年6月2日 08:00カップケーキの型はどんなものがおすすめ?紙コップでの代用は危険?
お菓子作り初心者でもチャレンジしやすいカップケーキは、いつでも気軽に作れるのが嬉しい定番スイーツ。
バターやベーキングパウダーなしのレシピもあるので、「いつも家にあるもの」で作れるケーキです。
おうちで楽しむおやつはもちろん、華やかな見た目に仕上げられるため手土産やプレゼントにもぴったりですね。
しかし、カップケーキ用の型にはさまざまな種類があるため、どれを選べばよいのか迷ってしまいがち。
形状が似た紙コップを、焼型の代わりに使ってよいのかも型選びの中で悩んでしまうポイントのひとつです。
今回は、カップケーキを作るときに使う型の種類のほか、紙コップでの代用についてご紹介します。
カップケーキの型の種類
カップケーキを焼くときに使われる型は、一般的な焼型(マフィン型)とマフィンカップの2種類があります。
焼型にセットするベーキングカップ
焼型はプレートに穴のようなへこみが付けられているタイプで、繰り返し使えるのが特徴です。
型に直接生地を流し込むものと、型にベーキングカップ(グラシンカップ)を入れて、カップの中に流し込むものがあります。
焼き上がったあとは型から外して保存するため、手作りカップケーキをおやつにすぐ食べたいというときにもおすすめ。
1つ1つ独立しているマフィンカップ
紙やシリコンで作られたマフィンカップは、1個ずつ独立した形状なので扱いやすいのが魅力です。
紙製のタイプは焼き上がったあとも型を外す必要がないので、失敗が少なく持ち運びやすいです。
手作りカップケーキを手土産やプレゼントにしたいときにもぴったりですね。
型の種類ごとのメリットとデメリットは?
プレート状の焼型は、一度にたくさんのカップケーキを焼けるのがメリット。
収納するときにかさばりやすい点や、製品によってはベーキングカップが必要となる点がデメリットとなりますが、カップケーキを手早くスムーズに仕上げたいときにおすすめの種類です。
紙製やシリコン製のマフィンカップは色柄が豊富で、必要な分だけ使えるのがメリット。
長期的に見るとトータルコストが高くかかる点がデメリットですが、使いやすさを重視したい場合に適している種類です。
カップケーキの型を選ぶときのポイント
カップケーキ作りで使う型を選ぶときは、使用する頻度やシーンにあわせて選ぶのがポイントです。
頻繁に型を使用する場合は、長く使い続けやすいように耐久性やコストパフォーマンスに優れた種類がおすすめ。
カップケーキをあまり頻繁に作らない場合や必要な分だけ使いたいというときは、紙製のベーキングカップのように、扱いやすい種類の型が適しています。
また、作ったカップケーキを手土産やプレゼントにする場合は、きれいに持ち運びやすいように、油染みしないなど機能性に優れたタイプの型が便利です。
おしゃれなカップケーキに仕上げるコツは?
カップケーキにクリームやトッピングでかわいいデコレーションを施すなら、全体の見た目にもきちんとこだわりたいもの。
おしゃれなデザインが豊富に展開された紙製のマフィンカップであれば、デコレーションに合わせて好きな色柄を選べます。
豪華なデコレーションならベーシックな無地のカップ、シンプルなデコレーションならデザイン性の高いカップなど、色合いのバランスを取った見た目に工夫するのもポイント。
クリームやトッピングの色とカップの色を揃えたり、季節を感じるデザインを取り入れたりすると、さらにおしゃれなカップケーキに仕上がります。
また、カラフルなカップを使うだけで一気に華やかな雰囲気をプラスできるため、デコレーションに自信がないお菓子作り初心者にもおすすめです。
カップケーキの型がないときの代用品はある?
カップケーキの型がなかったり、背の高いおしゃれなカップケーキを作ったりしてみたいとき、紙コップを型の代用品として使えないかどうか考えてしまう場合もあるでしょう。
しかし、一般的な紙コップをカップケーキ型の代用品としてオーブンで使用するのは非常に危険です。
紙コップでカップケーキの型を代用するのは危険!
紙コップの内側には、耐水性を高めるためのポリエチレンが貼られています。
ポリエチレンは110度前後の温度で溶けてきてしまうため、カップケーキ型の代用品としてオーブンで高熱を加えると、有害物質が溶け出るおそれがあるのです。
また、紙コップはオーブンに入れることを想定して作られてはいないため、紙コップが燃えたり焦げたりする可能性も。
ケガや事故の原因にも繋がるので、紙コップをカップケーキ型の代用品に使うのは避けるようにしましょう。
おすすめの代用品と使うときのポイント
カップケーキ型の代用品には、お弁当用のアルミカップ、耐熱皿やマグカップを使うのがおすすめです。
お弁当用のアルミカップを使う場合はカップケーキの生地を入れたときに広がったり上部から漏れたりしないよう、セルクルの中に入れて支えにするときれいな形に仕上がります。
耐熱皿やマグカップを代用品として使用する場合は、一般的なカップケーキ型とは熱伝導率が異なるため、焼成時間や温度を調整するのがポイント。
耐熱皿やマグカップの厚みに合わせ、焼成時間を長めにするなど熱が伝わりやすくなるように工夫しましょう。
おわりに
紙コップは手軽に用意しやすいアイテムですがオーブンでの使用には適していないため、カップケーキ型の代用品として使うのは避けるようにしましょう。
工夫をすれば耐熱皿やマグカップなどの代用品でもカップケーキを作れますが、専用の型であれば安心して作ることが可能です。
特に、紙製のカップケーキ型は耐熱性だけでなく耐油性にも優れたタイプも展開されているほか、おしゃれな見た目に仕上げられるのも大きな魅力。
使いやすくて安全なカップケーキ型を使って、大切な人においしく食べてもらえるようなカップケーキを作りましょう。