2021年3月26日 12:20パンを日持ちさせる保存方法。常温・冷凍を使い分けて美味しく食べる。
たくさん作ったパンや購入したパンは、その日のうちに食べきれず残ってしまうことがありますよね。
「せっかくの美味しいパンを残して捨ててしまうのはもったいない!」といった場合、どういう保存方法が最適なのでしょうか。
ポイントは「出来るだけ美味しい状態で長持ちさせること」です。
その為には『常温保存』『冷凍保存』を使い分ける必要があります。
今回のコラムでは、日持ちさせたい期間に合わせたオススメの保存方法をご紹介します。
保存できるパンとできないパン
色々な種類のパンがある中で、長く保存するのに向いているパンと向いていないパンがあります。
パンの種類によって保存期間を見極めていきましょう。
長く保存しやすいパン
この代表的なパンに『食パン』があります。
家族で毎日食パンを食べる場合は、1〜3日程度の賞味期限内で食べきることが多いですが、そうじゃない場合は気づけば賞味期限が過ぎていることも。
色々なパンがある中でも食パンは長期保存に向いているパンになります。
この他にフランスパンやベーグル・クロワッサンなども冷凍保存することで日持ちさせる事が出来ます。
使われている具材によって保存のしやすさが変わるパン
焼きそばパンやカレーパンのような惣菜パンは、食パンと比べると賞味期限が短くなりがちです。
当日〜翌日程度であれば常温保存で食べていることも多いのではないでしょうか。
実はこれらのパンの多くも冷凍保存すれば日持ちさせることが出来ます。
長期保存に向いていないパン
水分が具材を使用しているパンは長期保存に向いていないため、常温保存で可能な賞味期限内に食べることをオススメします。
向いていないパンの例としては、生クリームやマヨネーズが入っているパン、水分が多い野菜やフルーツが入っているパンになります。
これらのパンは冷凍保存しても解凍した時に成分が分離したり、水分がでてしまいベチャッとなってしまいます。
日持ちさせたい期間によって保存方法を変える
パンは常温で保存し当日〜3日程度で食べることが多くなります。
具材によっては賞味期限が当日になっていることもあります。
少しでも長持ちさせたい場合は、保存方法を変えましょう。
常温保存
賞味期限内で食べきれるのであれば一番良い保存方法になります。
直射日光があたらず涼しい場所に置いておきましょう。
※夏場は室内の温度が高くなりやすく劣化しやすいので早めに食べきりましょう。
【パン専用の保存容器を使う方法も】
パンの乾燥を防ぎ美味しい状態をキープしてくれるアイテムとして『パンケース(ブレッドケース)』があります。
形状や仕様も様々で、真空にできるものもあれば、中身が見やすいものがあったり、湿気を調整してくれるものもあります。
パン食が多い場合は、キッチンのスペースに合わせて設置するのもオススメです。
冷蔵保存
一般的に食べ物は冷蔵庫に入れて保存した方が長持ちするイメージがあります。
しかしパンの場合は別です。
パンが美味しくなくなり劣化が進む原因の1つは『乾燥』です。
冷蔵庫に入れることによってパンに含まれる成分『でんぶん』の劣化が進み、水分が抜けパサパサのパンになってしまいます。
しかし、生クリームやサンドイッチ・生のフルーツなどを使ったパンは傷みやすいため、すぐに食べない場合は冷蔵庫に入れておいた方が安心です。
冷凍保存
常温の賞味期限内で食べきれない時の保存方法が冷凍保存です。
パンの包み方に注意をすることで2週間程度まで美味しいパンを長持ちさせる事ができます。
どういう状態でパンを冷凍庫で保存するのかが重要なポイントになりますので、詳しくは後述した内容をご覧ください。
冷凍で保存する時の注意点
長期保存に向いている冷凍ですが保存の仕方を失敗すると、いざ食べる時に美味しくなくなったり食べにくかったりします。
冷凍庫に入れる前にポイントを2点おさえておきましょう。
食べる分に合わせてカットしておく
冷凍で大切なことは『出来るだけ早く凍結させること』です。
その為、大きな食パンなどは、予めカット(スライス)しておきます。
そうする事で塊で冷凍するよりも早く凍結するのです。
また食べる時に凍ったパンをカットすることなく解凍できますので効率的です。
しっかりと包む(密閉する)
パンを冷凍庫に入れる時はしっかりと密閉することが大切です。
その為、小分けにしたパンを1つひとつラップかアルミホイルで包み、密閉保存袋(ジップロックなど)に入れて空気を抜いてから冷凍庫に入れるようにします。
そうする事で冷凍庫の臭い移りを防ぎ、乾燥や結露などの湿気を防ぐことに繋がります。
解凍方法
冷凍庫から出した直後のパンを食べれるように温める時のポイントをご紹介します。
水分を補う
トーストする前に乾燥したパンの水分を補うために、麻・綿などの布巾で包んだ状態で10〜20分程度自然解凍させるのがオススメです。
もしくは、食パンやフランスパンなど霧吹きで水を吹き付けても大丈夫なパンは、表面に水分を吹き付けてからトーストすることでふわふわな食感になりやすくなります。
トースターを予熱する
短時間で焼きムラをなくすために、予めトースターを温めておきます。
トースターの性能によって変わりますが、100℃〜200℃で2〜3分程度が目安になると思います。
◇焦げやすいパンはアルミホイルを使う
クロワッサンなどは、焼ける前に表面が焦げてしまう場合があります。
そういった時はアルミホイルで包んでからトーストすることで全体を均一に温めやすくなります。
まとめ
食パンや惣菜パン・菓子パンなど、パンの種類によって保存方法は変わります。
美味しく日持ちさせる最大のポイントは『乾燥を防ぐこと』です。当日や翌日で食べきる場合は常温が◎。(冷蔵が✕)
数日かけて食べる場合は丁寧に冷凍保存し、解凍して温める時も水分を補うことに注意しましょう。
作ったパンや購入したパンを出来るだけ日持ちさせ、美味しいパン生活をおくりましょう♪
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