2019年9月19日 08:00スイートポテトの日持ちはどのくらい?日持ちする日数や保存方法
秋を迎えるころになると無性に食べたくなる「旬のスイーツ」といえば、やっぱりスイートポテトですね。
スイートポテトは焼き菓子なので、基本的に生菓子よりは日持ちします。
とはいっても、長期保存するにはさまざまなコツが必要。
そこで今回は、スイートポテトの保存方法や長持ちさせておいしく食べるコツをご紹介します。
冷蔵や冷凍・解凍の方法や、最長で何日ぐらい持つのかなど、スイートポテトのおいしい季節に備えてご参考にしてください。
スイートポテトの保存方法
せっかく作ったスイートポテトは、味や鮮度が落ちないうちに早く味わうのがベスト。
しかし、いつも焼きたてをすぐに食べられるとは限りません。
ここでは、スイートポテトを手作りしてもすぐに食べられない! というときの、保存方法をご紹介します。
基本は冷蔵保存
手作りのスイートポテトを翌日などに食べたい場合は、冷蔵保存するのが基本。
焼きたてをすぐに食べないのであれば、冷蔵庫に入れておきましょう。
寒い季節なら常温保存も可
冬などの気温が低い季節なら、丸1日くらいは常温保存しても大丈夫とされています。
しかし室内の温度などの条件で鮮度が保てる時間も変わります。
常温保存をするのは「午前中に焼いたスイートポテトを3時のおやつに食べる予定」など、その日のうちに食べる予定がある場合だけにしておいたほうが無難でしょう。
手作りスイートポテトは冷凍できる?
長持ちさせる保存方法といえば、まず「冷凍する」ことを連想するかもしれません。
しかし、焼き菓子の中でもしっとりして柔らかいスイートポテトは冷凍しても大丈夫なのでしょうか。
その答えは「スイートポテトは冷凍可能」。
焼き上がって完成したスイートポテトも冷凍保存が利きますし、その前段階である焼く前の生地のままの状態でも冷凍ができます。
実際に、有名なパティスリーなどでも「お取り寄せ」用の通販商品は冷凍のまま配送する場合が多いですよね。
たくさん作って食べきれなかったときや、数日後のパーティーで出すお菓子として準備した場合などは、長くおいしさをキープできる冷凍保存をするのがおすすめです。
冷蔵・冷凍保存のテクニック
手作りスイートポテトを冷蔵・冷凍する場合は、ひと手間かけることでしまいやすく長持ちさせられます。
冷蔵保存のコツ
冷蔵庫に入れる場合は、乾燥を防ぐのが大事なポイント。
粗熱が取れてからしっかりとラップでくるみ、密閉容器などに入れて保存します。
容器に入れる際は、マフィンの形が崩れないように注意しましょう。
冷凍保存のコツ
スイートポテトの完成品を冷凍する場合は、そのままラップにくるんで密閉容器などにまとめて冷凍庫に入れればOKです。
生地のまま冷凍する場合は、台に大きくラップを広げて生地を乗せ、平らに延ばします。
このときに切れ目を入れておくなどし、小分けしやすくしておくと後で便利。
その状態で薄型にまとめ、冷凍しましょう。
しっかり凍ってから、冷凍保存用バッグに入れて空気を抜いて保存すると長持ちさせられます。
生地の状態で保存すると、何を入れたのかいつ作ったのかを忘れてしまう可能性もあるので、バッグに「スイートポテト 調理日:●月●日」と明記しておくことをおすすめします。
スイートポテトの日持ちの日数
スイートポテトは焼き菓子ですが、クッキーなどと比較すると水分が多め。
このことから、手作りした場合の日持ちはどのくらいなのか気になる方も多いでしょう。
冷蔵保存する場合
手作りスイートポテトを冷蔵保存した場合の日持ちの目安は、2~3日程度が目安といわれています。
これは、生クリームなどを多く混ぜていないプレーンなものの場合と考えてください。
混ぜものや製法によっても日持ちする日数は変化します。
また、上記の日持ち日数はあくまで目安です。
室温や衛生状態などによって、日持ち日数が前後する可能性は大いにあります。
可能であればできるだけ早めに食べたほうが安心ですし、おいしく食べられるでしょう。
生クリームを多めに混ぜた場合
生クリームたっぷりの手作りスイートポテトはまろやかで口当たりが良いのがポイント。
しかし、生クリームを多く入れると保存期間は短くなります。
「冷蔵でも1日以内」がおいしく食べられる目安ですが、この場合も状況や季節で鮮度の期限は変わってきます。
できるだけ早めに、新鮮なおいしさを味わうことがもっともおすすめ。
スイートポテトを冷凍する場合
焼き菓子としては保存期間が短めのスイートポテトも、冷凍保存で長持ちさせられます。
手作りスイートポテトの冷凍保管期限の目安は、以下のとおりです。
・完成したスイートポテトを冷凍する場合:1週間程度
・スイートポテトを成形して焼く前に、生地のまま冷凍する場合:1カ月程度
手作りスイートポテトをおいしく、安心して味わうには「作ったら早めにいただく」ことが最重要ポイント。
いつも焼きたてをおいしく食べられるよう、生地が余ったときはそのまま冷凍すると安心です。
冷蔵・冷凍保存したスイートポテトをおいしく食べる方法もチェック!
手作りスイートポテトを正しい方法で保存したら、取り出した後もできるだけおいしく食べたいもの。
ここでは、冷蔵・冷凍保存したスイートポテトをおいしく食べるコツをご紹介します。
1.冷蔵庫で冷やして、冷たいままでいただく
よく冷やしたスイートポテトも、意外なおいしさが楽しめます。
冷えると甘さを感じにくくなるため、甘み控えめな味わいがお好みならあえて冷やして食べてもおいしいはず。
夏はひんやり感を楽しめて一石二鳥ですね。
2.冷凍庫で凍らせ、半解凍にしたものを食べる
凍ったスイートポテトを半分くらい解凍すれば、少しシャリシャリした氷菓子のような食感を味わえます。
この方法も、真夏にスイートポテトを食べたいときにおすすめ◎
3.電子レンジであたためて食べる
市販のスイートポテトで、お取り寄せ用に冷凍発送している通販商品の食べ方として、電子レンジでのあたためをすすめているメーカーもあります。
冷凍した手作りスイートポテトも、ラップでくるんだまま一気にレンジで解凍しあたためることで、水分が逃げすぎず焼きたてのようなおいしさが復活します。
冷蔵保存したスイートポテトも、ラップをかけて10~20秒程度あたためるとふんわり感が復活します。
4.トースターやオーブンで軽く焼く
スイートポテトの表面をカリッと仕上げて食べたいときは、ご家庭のオーブントースターやオーブンで再度加熱して、軽くトーストしましょう。
作って冷ましたときのしっとり感とは違う、アツアツの味わいも時には楽しみたいですね。
おわりに
今回は、スイートポテトの保存方法やおいしい食べ方についてご紹介しました。
そのまま食べてももちろんおいしい、秋の味覚の王様・さつまいも。
それを生地にして焼くスイートポテトは、とても贅沢な旬の味わいといえます。
お芋のおいしい季節にたくさん生地を作って冷凍しておけば、寒い冬まで長い間楽しむこともできますよ。
ご紹介した保存方法やおいしく食べる方法を、ぜひ試してみてくださいね。